ぱてんとり の 巣

知財と積読消化

Science in action

作動中の科学、という概念があって、

教科書のように知見が確定していない状態をいう

 

いまやってるテーマがまさにそれで、

偉い先生がそれぞれ反対のことを言ったりしてて、悩む。

しかも、自分としても、マジでよくわからん。

打率2-3割くらいの理解度で、

自社に関連するとこだけつまみ食いして何とか報告しようという感じ。

 

とりまとめ作業をするあたって、

主張を書き出していって、

矛盾に気付いたら、まず自分の理解を疑う(これで半分以上は解決する)

 

それでもやっぱり矛盾してるぽい場合は、

主張を時系列に見たり、引用関係を見て、

「どこまでは確定してるか」

「確定とまで言わないが議論が収束しつつあるか」

というのを確認しつつ、

自分の立場もある程度きめて報告する。

 

留保付きとはいえ、

なんらかポジションをとらないと、

何を書いてるか途中から分からんくなるので。。

 

特許調査にも似ていて、

自分なりの仮説をもって臨まないと効率が悪くなる。

調べ始めが一番しんどくて、五里霧中状態なのでまず数を読む。

多少つかんできたら、重要そうなものを的を絞って精読する。

 

今回の反省は、(今回も?)精読にもっと時間を割いてよかったなと。

あと、基本概念でつまづいたら、

しつこく調べて納得して進む方が、結局最後は早い。

 

数は少なくても、確実性の高い知見を見極めてストックしていけば、

そこから派生して雪だるま式に知識が増えるし、仮説の確度も上がるように思う。